アラフィフエッセイ

1週間経ってから気づいた、オンライン診療の欠点

オンライン診療
ayuco

医者が嫌いだ。昔から苦手で、いつもギリギリまで我慢していた。郊外に引っ越してから、医者嫌いは加速した。理由は、選択肢が少ないから。

都会にいた頃は、歯医者も皮膚科も選び放題だった。自費診療でない医者も、患者獲得のために技術だけでなく接客でも競っていたように思う。

しかし、同じ東京でも都心部から離れるほど、その質は落ちていく。歯医者は5軒以上はしごして、合うところがなく、都心部まで通うことにした。内科と皮膚科をやっているところは、競合がいないからか、態度の悪い昔ながらの看護師と医者が多い。病気を治しにいったのに、怒りで熱が上がりそうになる。

数年前から、足の皮膚が硬くなったり、かゆみが出たりするようになった。加齢による乾燥かと思い、保湿を強化。ひどいときは、市販薬を塗った。

去年あたりから、季節の変わり目に顔が赤くなり、ひかなくなった。夏になって、はじめてオンライン診療を受けた。

予約時に患部の写真を送り、時間になるとビデオ通話で問診。その後、薬が処方される。翌日には手元に届き、「なんて便利なんだ! 命にかかわらない病気なら、今度からオンラインにしよう」と喜んだのだが……処方された薬を1週間使っても良くならなかった。

諦めて、ちょっと離れた評判のいい皮膚科にいくと、違う診断をされ、違う薬を処方された。オンライン診療を受けたことを伝えると、「画面越しじゃわからないことのほうが多いよ」と。

その後、肌はみるみるうちにきれいになり、美肌治療も受けられるようになった。ちなみに、同じ医者でも美容外科では皮膚疾患の診断はできないらしい。なので、それとなく皮膚科に誘導される。

最近ではAIに症状を伝えて相談する人も増えた。塩野義製薬が今年7月に20〜60代の1万人へ行った調査では、月に1回以上AIを使う人のうち38.0%が、風邪症状のときにAIへ相談したことがあると答えている。

私も、インプラントの手術をした際、痛みがひかなくて相談したことがある。そこで返ってきた答えは、その後、通院して主治医から聞いた話とまったく違っていた。

AIの診断を鵜呑みにする人はまだ少ないだろうが、心や身体が弱っていると、人は何でも信じてしまう。病気に関しては、まだまだ人間の力が必要だ。

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マーケター/ライター
書いて、走って、食べていく フリーのライター兼マーケター 1977年生 1958年式空冷ワーゲン 青カブト とベンガル猫のエド王子と暮らす
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