猫のせいにして早起きしてみたら、朝の2時間で人生が変わった
猫飼いの朝は早い。今朝は4:30に起床した。この記事を書きはじめたとき、外はまだ真っ暗で、朝なのか夜なのかわからない。
朝の新聞配達のバイクの音で慌てて寝る生活を送っていた私に、早起き習慣ができるなんて、思いもしなかった。年を取ると嫌でも早起きになる。長く寝られなくなると聞いたことがあるけれど、私のきっかけは多分違う。
一番最初は、間違いなく青カブト(愛車の空冷ワーゲン)だ。運転が下手で怖がりで見栄っ張りな私は、かっこよく運転するために朝のコソ練をするしかなかったのだ。当時はリモートワークなんて文化はなく、都内まで片道1時間半かけて通っていたしね。しかし、青カブトを毎朝走らせるのは難しいし、お金もかかる。
次に早起きのきっかけになったのは、家を建てると同時に迎えた愛猫エドの存在だった。猫は、明け方と夕暮れの薄暗い時間帯に最も活発に活動する「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」の動物。そのなかでも運動量が多くいたずらっ子のベンガル猫エドは、夜明けとともにハッスルする。
おしゃべりなエドだけど、私のことを起こすときにワーワー鳴くことはない。無言で掛け布団を掻いてくる。それでも起きないと、お腹に向けてダイブをしてくる。現在7kgのもふもふが落ちてくるのだ。
猫の下僕になりさがった私は、当たり前のように一緒に遊ぶわけなのだけど、本猫は気が済むとこちらがいくら誘っても夢の中へ行ってしまう。残された人間は、二度寝するには時間がなく、定時にはまだまだ遠い。このころは、ほぼリモートワークだった。
猫のせいでできた朝の2時間。最初は、スマホをいじったり、ゲームをしたり、前の日に録画したドラマを見ていたりしていたけれど、何週間も続けているととても駄目な人間に思えてきた。
そこで、読書やらモーニングノートやら、今まで続かなかった意識高い系行動をはじめた。モーニングノートは、デイリータイプの手帳を1ページ使って書くノートだ。これが思いのほかうまくいった。
本はすらすら読めるし、アウトプットの質も高くなった(気がする)。パーティガールだった私が、意識高い系みたいになって、まともに稼げるようになったのはみんな猫のせいだ。その気持ちよさを知ってしまったのも、猫のせいだ。
人はモチベーションや気持ちでは変わらない。愛すべき強制が必要なのだ。


