フリーランス一本で食べられる人、食べられない人

フリーランス
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フリーランス一本になってから、5年が経った。コロナ禍に増えたリモートワークだったが、最近は出社を推奨する企業も増えてきた。それでも、対面での打ち合わせ希望がない限り完全リモートワークでいられる今の働き方は、最高だ。

私の場合、フリーランスと言ってもクライアントワークが6割なので、収入は比較的安定している。以前は派遣と人材紹介しかしていなかったパーソルやアデコも、今はフリーランスエージェント事業をやっている。実際、かつて派遣登録していた会社から紹介を受けたこともある。

フリーランスは今日からでもなれる。名乗ればいいのだから。しかし、継続的に仕事が得られる人は少ない。

以前、クライアントにフリーランスの選び方について相談されたことがあった。プロジェクト単位で仕事を頼みたい(正社員としては雇えない)のだけど、良い人が来ないのだという。「ポートフォリオとオンライン面談ではいい感じなんだけどね。。」実際に依頼すると、困ることが多いらしい。昼間に連絡が取れない、電話に出ない、ドキュメントがもらえない――スキルとは全く関係のないところでの話だ。

一般企業の人は、フリーランスの扱いに慣れていない。ひとりで仕事ができるということは、会社員よりちゃんとしている人だと思っていることもある。逆に、高級派遣くらいにしか思っていないこともある。自分たち会社員と同じ常識を持つけれど、どこにも属していないくらいの感覚なのだ。

フリーランスには、私も含めて社会不適合者が多いのだ。ちなみに、私は人の目があるところで仕事をするのが苦手。後ろから画面を覗かれると、タイプミスが増える。そして、若干の潔癖症なので、忖度ができない。頑張って忖度したときもあったけれど、不眠症になった。

それでも、私が安定して仕事をもらえるのは、愛想の良さと会社員経験があるからだ。経験は豊富だが、スキルで言ったら中の中。エンジニアとしたら、下の部類に入ると自覚している。しかし、クライアントワークをやる以上、社会人経験は強みになる。特殊技能を求めているなら、そういう集団のいる企業にチーム単位で依頼するからだ。

フリーランスの知人を見ていても、ちゃんとしている人は仕事に困らない。プロジェクト途中で切られたり、延長にならなかったりする人は、会社員経験がないケースが多い。会社に勤められないから、フリーランスなのかもしれない。

会社員でもフリーランスでも、相手の要望を捉えて誠実に仕事をしていれば、出世もするし仕事も切れない。能力より大切なのは、一般常識と誠実さ。そして少しの愛想の良さなのだ。

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Ayuco
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マーケター/ライター
書いて、走って、食べていく フリーのライター兼マーケター 1977年生 1958年式空冷ワーゲン 青カブト とベンガル猫のエド王子と暮らす
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