あまのじゃくの自己肯定感上げ

ポジティブ
ayuco

「私失敗しないので」。ドラマファンでなくても、知っているこの台詞。私も似たようなことをよく言っている。「私できちゃうんでー」みたいな感じで。傲慢に感じる人もいるだろう。ふざけていると思う人もいるだろう。でもその裏では、いろんな感情が渦巻いている。

昔の上司に「ayucoはDr.Xみたいだね。私失敗しないんでーって言いそう」と言われていた。コンサルタント、プロデューサー、そんな肩書を持つ手前、自信のないところはお客さまに見せられないから、安心してもらえるよう、なめられないよう演じていたのだ。

しかし、いつも心の中にあったのは「私は底辺」という思い。学歴も実績もない。普通にいい会社で正社員をしている人、もっというと、大学を出た人は私よりも上。だから頑張らなきゃ、努力しなくちゃ、私は底辺なんだから。

「自己肯定感」という言葉は、1994年に心理学者の高垣忠一郎が使いはじめたものらしい。海外の言葉を訳したのではなく、日本の子どもを見るなかで作られた言葉だという。文部科学省が教育の議論で取り上げたのが2016年。そのころから、耳にすることが増えた気がする。自己肯定感ブーム到来といったところだろうか。

かくいう私も、よくある自己肯定感を高める方法を実践したことがある。

感情を書き出す→汚い言葉の羅列に自分が嫌いになった
他人と比べない→比べませんよ、底辺ですから
ありのままの自分を受け入れる→受け入れたら立ち直れない……

右往左往して行き着いたのは、女優になること。底辺なのにプライドが高いから、それを隠すために演じる。そして、ボロが出ないように努力する。それを繰り返しているうちに、「私それ知っているかも」「それ、成功例持っているかも」というのが増えた。聞かれることが多くなったとき、自己肯定感が高まった気がする。

アラフィフになった今でも、自分を全肯定できているわけではない。でも、それでいいと思っている。私の場合、全肯定したら努力をしなくなってしまうから。

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かわしまあゆこ
かわしまあゆこ
マーケター/ライター
アナログ車に乗るデジタルマーケターです。
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